新人看護師の仕事と転職事情について

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新人看護師の仕事と転職事情について

看護師 新人 

看護師として働くなかでも、特に新人看護師のときはいろいろと大変かもしれません。今回は新人看護師がどのように仕事をしているのか、また転職事情はどうなっているのかについてまとめました。


新人看護師の仕事内容


プリセプターなどの指導者が1年間担当

看護学校や大学で看護の知識や技術を学んではいますが、臨床に出てからすぐに仕事ができると言うわけではありません。多くの病院などではプロジェクター等の指導者が1年間担当して教育を進めていく形が多いです。例えば、1ヵ月~3ヶ月ごとに目標達成シートや技術チェックシートなどを活用し、新人看護師の知識や技術の進捗状況を確認するようになっています。ラダーでいうと1の段階。新人看護師とプリセプター、教育担当者が病棟全体で見守るようになっており、一か月目からすぐに仕事がスタートするわけではありません。

最初の1ヵ月くらいは、先輩看護師とシャドーイング(ペアで付き添い)、見学をしながら業務や処置などを覚えていきます。受け持ち患者さんも、1人からスタートして少しずつ増やしていき、最終的には、夜勤がスタートする前までに平均6~7人(急性期の場合)の受け持ち患者さんを持つようになります。

夏から秋にかけて日勤の業務が一通りできるようになると、次は夜勤がスタートします。夜勤も必ず先輩とシャドーイングを何度か行い、1人で行っても大丈夫とお墨付きがもらえてから独り立ちする傾向があります。その後は軽症の患者さんだけではなく、少しずつ重症の患者さんやレアケースの患者さんなどイレギュラーな業務を行うようになります。そうして1年の中で、一通り患者さんの入院から退院まで、先輩のサポートを受けながら見ることができるようになります。


メンバーシップ研修、日々の学習

新人看護師が現場で働く以外のところで、新人ならではの研修や学習が必要となります。大きな総合病院などでは、新人看護師が数週間~1ヵ月程度、看護師として働くのに必要な接遇や知識、スキルを集合研修としているところも多いです。また病棟ごとに、必要な知識やスキルはばらつきがあるため、日々の受け持ち患者さんの情報や疾患、ケアを振り返る、事前学習などを行うこともあります。新人看護師は、日々の業務を行いながらも、並行して学習を進めなくてはならないため、かなりハードな状況ともいえます。


新人看護師のローカルルール

新人看護師はまだ仕事ができないことも多いので、その代わりに雑用をしているところもあります。例えば前残業で、業務に必要なワークシートの印刷、点滴の準備などを新人看護師が行うことになっているなどです。野球部などでいう球拾いのような感覚です。しかし、このような新人看護師に業務を押し付けるようなやり方や前残業の是非は以前から指摘されていたため、最近では少しずつ減ってきているようです。

こうしてみると新人看護師はとてもハードワークを感じますが、多くの総合病院などでは、新人看護師が残業をしないように定時に帰る、学習する時間を業務内で設けるなど、環境を整えているところも多くあります。そのため、日々の教務だけではなく学習するためのサポートがしっかりしているところを見つけられるといいですね。


新人看護師の悩み

新人看護師は仕事に関する悩みで、どのようなものを抱えているのかまとめてみました。


勉強、アセスメントに関すること

日々の業務を行いながら、振り返りや、事前学習を行うことも多い新人看護師は、休みの日でも勉強をしなければいけならないこともあります。提出するレポートに追われるケースなどもあるようです。また、患者さんの状態から今どのようなことが起こっているのか考え、起こりえるリスクについてアセスメントするにはまだまだ不安があり、先輩から注意を受けることも多いようです。そのため人それぞれではありますが、看護師としての自信がつくには時間がかかるかもしれません。


人間関係に関すること

新人看護師は良くも悪くも職場の中で目立つ存在となります。ちょっとしたことも先輩に注意されたり、目をつけられてしまうこともあります。しかし、他の看護師のように仕事ができるわけではないので、理不尽に怒られることもあるようです。特に多いのが先輩の看護師からきつく怒られてしまう、無視されてしまうなどのことです。新人看護師なりに頑張っていても、先輩がこのような状況だと仕事のやりがいやモチベーションにも影響してきてしまうようです。


インシデントや急変対応のこと

看護師は人の命を扱う仕事であるということを、自覚しなければならないと思います。ただ、新人看護師の場合にはインシデントを起こしてしまったショック、怖さや不安などで思うように仕事ができなくなってしまうケースもあるようです。また、急変時の対応に不安が多くあると悩む新人看護師も多く、臨機応変に動けないことで、看護師として向いていないと悩む傾向にあるようです。


新人看護師で転職はアリなのか?

新人看護師が最初に入職した場所を辞めて、転職活動をすることは実際にあるのだろうかと思う方もいるかもしれません。実際には、1年未満で転職をする看護師もいます。入職した場所で先輩からいじめを受けてしまった、体を壊して休職してしまったなどさまざまな理由があるようです。


新人看護師で転職する際の心構え

実際には第二新卒という言葉があるほど、1年目~2年目の看護師を積極的に受け入れているところもあります。新人看護師ほども教育体制が整っているわけではありませんが、どのくらいの知識やスキルがあるのか個人の状況に合わせて教育をしてくれるところを探せるといいですね。

ただ、大きな病院や施設に転職する場合、1年未満で辞めたこと、転職する理由等は面接のときにかなり突っ込まれる内容ではあると思います。そのときに、ただの悪口や愚痴にならないよう、事実と感情を切り離してうまく伝える必要があります。場合によっては、正直に全て話さなくても良いですが、今後転職した後に情報がバレてしまうと気まずくなる可能性もあるため、なるべく嘘はつかずに面接や転職活動ができると良いでしょう。

また、若手看護師に多いのが、転職活動など詳しい事はよくわからないので、人材紹介会社さんに丸投げしてしまうというケースです。給料や働き場所の条件等だけ提示して、それ以外はお任せという看護師も多くいます。そうなるとサイト上の条件はクリアしていても、実際に就職してみると教育体制がなっていなかった、残業が多く労働間強が過酷だったなどギャップが出てきて、転職に失敗してしまうというケースもあります。特に若手看護師は、どこでも募集を受けているところが多いため、かなり選択肢が多い現状ではあります。しかし、転職して実際に働くのは自分自身であるため、人材紹介会社さんに任せきりではなく自分の目でもしっかりと確認する必要があります。


病院以外に転職する看護師も

病院に入職しても働き方が合わなかったと、病院以外に転職する新人看護師もいるようです。最初は新卒で総合病院に入職するのが当たり前のような風潮がありますが、最近では自分の興味のある分野やりたい分野に新卒で勤める人も増えてきています。新人看護師で訪問看護師や施設クリニックなどに転職するケースもあります。

看護師の中には、若いときにある程度経験を積んでと考える人も多くいますが、病院以外の働き場所でも、新人看護師の育成や教育に力を入れているところも出てきています。しかし、総合病院などに比べると教育体制が完全ではないところも多くあるため、転職する際には教育体制がどのようになっているか注意深くチェックする必要があります。


新卒で入職したところが合わなくても看護師に向いていないわけではない

新卒で入職したところを1年未満で退職し転職をすると、自分は看護師に向いていないのではないかと自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。しかし、病棟で働く看護師には向き不向き、得意不得意があるため、それが早い段階で分かったことは1つ自分の成長につながると思います。また、病院で働くだけが看護師の仕事ではないという考えが広がってきているため、病院以外の施設や訪問看護、企業などでも自分に合った働き方ができるところをしっかり見極める必要があると思います。 中には病院で働いていた時は、看護師としてのやりがいが見出すことができなくて、せなかったりずっと辛い状況にあった人がもいるかもしれません。それが、病院以外の施設に転職したところ、自分の居場所を見つけたような感覚になったり、看護師の仕事が楽しく感じたりするようなケースもあります。

新人看護師が転職をするというのは、世間的にはいろいろと言われるかもしれません。しかし、自分の仕事は自分で決める、他人に言われて決めることではない為、周りの言葉に流されないよう、強く強い心持ちでがんばってほしいと思います。

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