デイサービスセンター(通所介護)における言語聴覚士(ST)の役割は?職場や仕事内容について

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デイサービスセンター(通所介護)における言語聴覚士(ST)の役割は?職場や仕事内容について

デイサービスセンター 言語聴覚士 

リハビリのセラピストが働く職場として、最近増えてきているのがデイサービスセンター(通所介護)の職場です。今回はデイサービスセンター(通所介護)における言語聴覚士(ST)の仕事内容や役割について解説していきます。

デイサービスセンター(通所介護)とは

デイサービスセンター(通所介護)とは、身体機能や精神面の障害により日常生活に支障がある人が、日帰りで食事や入浴などのサービスを受けたり、機能訓練を行なったり、レクリエーションを行ったりする事が出来る公的なサービスをいいます。

一般的なデイサービスセンター(通所介護)は、7〜8時間滞在してサービスを受けますが、最近では、より機能訓練を重視した機能訓練型デイサービスセンター(通所介護)と呼ばれるものが増えてきており、言語聴覚士(ST)が活躍する職場が増えています。
機能訓練型デイサービスセンター(通所介護)は、滞在時間が3〜4時間程度で、入浴や食事のサービスは行わず、機能訓練をメインに行うのが特徴です。

デイサービスセンター(通所介護)では、医師の指示を必要としない「機能訓練」をリハビリのセラピストに加えて、看護師やあん摩マッサージ師なども行います。
病院やデイケア(通所リハビリテーション)などでは、医師の指示の元に行う「リハビリ」をリハビリのセラピストだけが行います。
両者の行う事には大きな違いはありませんが、医師の指示があるかないか、リハビリのセラピスト以外も行えるのかというのがポイントとなります。


デイサービスセンター(通所介護)における言語聴覚士(ST)の仕事内容

それではデイサービスセンター(通所介護)における言語聴覚士(ST)の主な仕事内容についてみていきましょう。


利用者の機能訓練

他のセラピスト同様に、言語聴覚士(ST)の仕事内容の中心は利用者の機能訓練を行う事です。言語聴覚士(ST)は主に嚥下機能訓練とコミュニケーション訓練を行います。
嚥下機能訓練では、利用者が安全に食事を飲み込む事が出来るように訓練を進めていきます。デイサービスセンター(通所介護)の利用者は高齢者であるため、誤嚥性肺炎を起こさないようにしっかりと評価をしながら行なっていく必要があります。

コミュニケーション訓練では、利用者が周囲の人と意思疎通が図りやすくなるように、様々な手段を用いて訓練を行っていきます。言語でのコミュニケーションが困難である場合は、文字盤やジェスチャーなどの手段を模索していく事も必要です。

デイサービスセンター(通所介護)では、食事をしたり、他者との交流を深めたりする事を目的として利用する人が多いので、言語聴覚士(ST)による機能訓練は非常に重要となります。


食事の介助

利用者の食事に付き添い、必要があれば介助を行います。その際、咀嚼や嚥下機能を評価しながら安全に食事を行えているかをチェックします。


口腔ケア

嚥下や咀嚼が行いやすいよう、口腔内の環境を整えるケアを利用者に行います。


レクリエーション

デイサービスセンター(通所介護)では、季節ごとのイベントに合わせてレクリエーションを行う職場が多いです。言語聴覚士(ST)は、他のセラピストや介護スタッフと共同して企画や運営を行います。他者とのコミュニケーションを図る良い機会になるので、言語聴覚士(ST)の専門性を生かせる仕事内容です。


デイサービスセンター(通所介護)における言語聴覚士(ST)の役割

デイサービスセンター(通所介護)に通う利用者は、発症してから時間が経過していたり、病院でのリハビリを経ていたりする方がほとんどです。そのため回復期病院のように、状態が劇的に改善していくという事はあまり多くありません。どちらかというと、今の状態を維持していく事、福祉用具や道具などの代償手段を模索していく事が多くなります。そのため言語聴覚士(ST)として、予後を見据えた対応をする役割が求められます。
機能的な改善が困難であれば、誤嚥性肺炎を防ぐために、食事の形態や環境設定を変更する事は重要な役割です。
またコミュニケーションが困難な場合は、その人に伝わりやすい方法を模索していく事も大切です。特にデイサービスセンター(通所介護)では、社会的交流を求めて利用される方が多い傾向にあるので、コミュニケーションの専門家である言語聴覚士(ST)には重要な役割が求められます。


デイサービスセンター(通所介護)では言語聴覚士(ST)は不足しているのが現状

最近では機能訓練型のデイサービスセンター(通所介護)が増えてきており、リハビリのセラピストの需要は高まっています。しかし、言語聴覚士(ST)は他のセラピストと比べ有資格者の数が少ない事もあり、職場では不足しているのが現状です。
デイサービスセンター(ST)では、安全に食事摂取する事、他者とスムーズにコミュニケーションをとる事を必要としている人は多くいます。言語聴覚士(ST)として、その専門性を生かせる職場で働いてみてはいかがでしょうか。

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