看護師経験3年目の仕事と初めての転職事情について

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看護師経験3年目の仕事と初めての転職事情について

看護師 転職 

看護師として働くなかでも、一人前と言われるようになる3年目。今回は看護師3年目がどのように仕事をしているのか、また転職事情はどうなっているのかについてまとめました。



看護師3年目の仕事内容

リーダー業務

職場によって、リーダーを何年目頃からスタートするかはさまざまです。しかし、多くのところが3年目頃からリーダー業務をスタートするようです。リーダー業務とは、受け持ちをするメンバーの看護師を束ねる立場。医師からの指示受けや、チーム全体、病棟運営のために動く役割です。メンバー内の業務が偏らないように采配したり、それぞれ業務がスムーズに行えるようにサポートしたりします。リーダー業務内容は職場によって厳密には違いがあり、職場のマニュアルに沿って動いています。

リーダー業務ができるようになる条件としては、3年目だからという経験年数だけではありません。メンバー業務が一通りできて、チーム全体の動きに目を配れる、医師の指示を確認、予測するだけの知識があるなどが必要です。これも、職場によって条件が決まっているところもあります。


プリセプターなどの後輩指導

プリセプターなどの後輩指導がスタートする時期も職場によって違いがあります。最近では、一対一のプリセプター制度ではなく、チームで教育していくようなスタイルも出てきています。看護師3年目頃になるとどんな形にせよ、後輩指導に関わってくる時期です。新人看護師が入ってきたら、シャドーイングといって、ペアで仕事をまわったり、指導をしたりします。

一般的にプリセプターは、新人看護師が一番身近で相談できる先輩としての立ち位置とされることが多いです。プリセプターとしても、後輩指導を行うことで、自分の知識やスキルの再確認、知識を深めることができるとされています。しかし、プリセプターと一口に言っても、さまざまな役割があります。新人看護師の知識や技術面の指導だけではなく、メンタルフォローまで行うこともあるかもしれません。職場によって、役割が違うこともあり、プリセプターを始める前に研修があって事前に教育を受けるケースが多いです。新人看護師の心理面についての理解や指導時のノウハウなどの研修後、実践しながらプリセプターも共に成長していく流れです。


ケーススタディ、看護研究

看護師3年目頃になると、ケーススタディや看護研究などを行うようになります。自分の行っている看護の振り返りをする時期でもあり、施設の決まりで一律で行うところも多いようです。研究内容は病棟規模のことや個人レベルのものまでさまざまです。自分の行っている看護の言語化、振り返りをすることでステップアップし、看護師のクリニカルラダーをクリアする条件の一つともされています。最近では、現場で働く看護師に研究をさせる意味や研究を指導できるスタッフの不足問題などがあり、外部の大学教員などに研究のフォローをお願いするところもあります。


委員会などの活動

看護師3年目頃になると、委員会の活動も積極的に行うようになる時期です。委員会の代表とまではいかなくとも、病棟で委員会に関することの準備や周知徹底を行います。委員会は施設ごとにさまざまですが、褥瘡委員会、感染委員会、医療安全委員会、接遇委員会などがあります。 委員会によっては、看護師以外の他職種との連携の機会も増えてくることでしょう。


看護師3年目は本当に一人前?

看護師3年目というのは、一つの区切りのような形でいわれることがあります。たとえば、転職条件などでは臨床経験3年以上とするところや、まずは3年しっかりと経験を積むななどといわれることが増えます。この3年目というのはどんな根拠があっての3年かというと諸説あるようですが、一般的にいわれているのは、看護師のクリニカルラダーが3年目で一人前といわれる段階にあるからです。3年目でリーダー業務やプリセプターなどの後輩指導をスタートすることが多いためです。しかし、3年目になれば誰でもリーダー業務を任されたり、プリセプターをするわけではありません。能力的にまだこの段階に到達しないと評価される看護師もいます。そのため、3年経てば誰でも一人前になるわけではないのです。どのように経験を積み、学び振り返りを行ってきたかなどが一人前といわれる条件のひとつと考えられます。

この指標は曖昧なものなので、施設や配属される部署などによって違いがあるかもしれません。たとえば、手術室などの場合には、一般的に一人前になるのは5年目頃からとされています。新人教育に入るのも4~5年目からであることが多く、経験年数だけでは一人前とはいえないことがわかると思います。


看護師3年目の悩み

看護師3年目は仕事に関する悩みで、どのようなものを抱えているのかまとめてみました。


後輩指導について

まずは、初めての後輩指導を担当するようになると、新人看護師の態度や成長に関しての悩みを抱えるようです。新人看護師にもさまざまなタイプがいます。自分と相性がいいこともあれば、その反対もあります。そのため、「新人が何を考えているかわからない」「課題を出しても勉強してこない」「メモを取らないから何度も同じことを聞いてくる」などの悩みが聞かれます。思うように指導がいかなくてイライラするケースです。また、反対に新人看護師がしっかりしているタイプだと、「私なんかで大丈夫なのか」「間違ったことを教えちゃいけない」というプレッシャーでストレスを感じる看護師もいるようです。

さらに、後輩指導に関しては、先輩から新人について注意を受けたりすることもあり、板挟み状態となります。新人がミスをしたことは、プリセプターの責任という風潮もまだあるため、上からの目もあり、見張られている感覚があるかもしれません。


今後のキャリアについて

看護師3年目となり、ある程度仕事を覚えて動けるようになってくると、ほかの職場のことや働き方が気になるようになります。タイミングとして、奨学金の返済が3年で区切りとなるケースも多いためです。自分はどんな看護師になりたいのか、このまま病院で働くのかなど、さまざまな悩みがあります。看護師のキャリアに関しては、それぞれ模索していくケースが多いため、とりあえず転職と考える人も多いようです。


看護師3年目で初めての転職について

看護師3年目で初めて転職をする場合、比較的スムーズにいくことが考えられます。というのも、一か所目で3年間務めたという経歴は、さまざまな場所でプラスの評価となり得るからです。一人前になるために勤め上げたとしてみられることでしょう。では、看護師3年目で初めて転職する場合にどんな心構えが必要かまとめてみました。


看護師3年目で初めて転職する際の心構え

初めての転職の場合、転職先に求めることの理想が高くなってしまいがちです。たとえば、「給料はいまより多いところがいい」「休日は土日祝日分がいい」「人間関係がいいところがいい」「寮があるところがいい」などです。希望すべてをクリアしているところはそれほど多くはありませんし、そもそも募集を出していないこともあります。そのため、条件ばかり気にするのではなく、まずは自分が働く上でなにが大事なのか、どんな看護師になりたいのかをしっかりと整理することが大切です。条件だけで職場を選んだはいいけど、実際に就職したらイメージと違った、自分がやりたいことと違ったというミスマッチを起こさないためです。

また、転職活動で大事なのは、人材紹介会社に任せきりにならず、自分でも考えて調べること、それを自分の目でも確認することです。面接時、職場見学のときに職場の環境がどうなっているか、看護師のスタッフ人数やどのように働いているかなどをできるだけ見られるように事前に相談しておくなどの行動が必要になってきます。人に任せきりになって、入職してからのギャップで辞めてしまうのはもったいないですよね。

また、中途採用の場合、新卒のときの就職活動とは違うところがあります。たとえば、志望動機に関して、「貴院で最先端の医療を学びたい」というセリフは、新卒看護師では問題ありません。ですが、中途採用の場合には「学びたい」というワードは、新卒気分が抜けていないのでは?とみられてしまうこともあるようです。学びたい、勉強したいというよりは、いままでの経験で貢献したい、生かしていきたいといったワードを使う方が、中途採用である看護師をとるメリットを感じてもらいやすくなるからです。


中途採用の教育体制はさまざま

中途採用で転職した場合、教育体制がどこまで整っているかはピンからキリです。たとえば、中途採用者でも半年間くらいはプリセプターがついて、ペアで仕事をさせてもらえるところもあります。新人看護師と同じように技術チェックリストなどを元にすすめます。しかし、人手不足が深刻なところでは、簡単なオリエンテーションのみですぐに受け持ちをスタートするところもあるようです。こうした事態を防ぐためには、中途採用者の教育がどのようになっているか確認することが重要です。

また、転職時期によっても、教育体制が違うことが予想されます。たとえば、4月入職の場合には、新人看護師と一緒にオリエンテーションを受けることができる場合があります。しかし、4月以外の入職の場合には、大規模なオリエンテーションは行っておらず、職場それぞれに一任されているようなところもあるため、注意が必要です。

看護師3年目の仕事内容や転職事情について、まとめました。世間的にも自分のキャリアを考えることが増え、今後看護師を続けていく上でも大事な時期となるため、慎重にすすめていってほしいと思います。

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