訪問看護ステーションの役割とは何?職場で働く看護師の仕事内容について

気になる気になる ログインログイン 会員登録会員登録

訪問看護ステーションの役割とは何?職場で働く看護師の仕事内容について

昨今では、病院から在宅医療への移行がいわれているなか、訪問看護ステーションの数が増え、実際に働く人も増えてきました。介護士の方であれば、訪問介護で連携をする機会も多いかと思いますが、それでも訪問看護については詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。今回は訪問看護ステーションの役割とその仕事内容についてご紹介していきます。


訪問看護ステーション 看護師

訪問看護ステーションの役割

訪問看護ステーションとは、病院で急性期の治療を終えた方や療養中の方の自宅へ看護師が訪問し、住み慣れた環境でその人らしい療養生活が送れるように支援するサービスです。日本で訪問看護ステーションが誕生したのは1992年から。いまでも毎年訪問看護ステーションは増え続けており、2018年現在全国の訪問看護ステーションの数は10,418事業所まで増え、訪問看護ステーションの戦国時代ともいわれてきています。地域のなかでも看護師だけではなく、医師やケアマネージャー、介護士、リハビリスタッフなどと連携し自宅で療養する利用者さんを中心に生活を支えています。訪問看護では具体的には診療科がはっきりとはわかれていません。精神科や小児に特化したところはありますが、基本的には地域の方を受け入れる要素が強いからです。


訪問看護師として働くために必要なこと

幅広い業務を一人で的確に判断し処置する必要があることから、ひと昔前までは訪問看護師は病棟で10年以上経験がないとできない、外科や内科もできないといけないといわれていたこともありました。しかし、最近では教育体制も整い始め、新卒や若手看護師でも訪問看護にチャレンジする人が少しずつ増えてきました。看護師の有資格者であれば、特に訪問看護師になるための特別な条件はありませんが、訪問看護ステーションによっては臨床経験3~5年以上を条件としているところや、○○科の経験者を優遇としているところもあります。


病院と訪問看護ステーションの看護師ではどのような違いがあるのか

病院では、急性期から回復期、慢性期、終末期などの経過を辿り、診断がついた状態で治療やケアを行うことがメインです。患者さんの症状も強く、状態が安定しないこともあります。しかし、訪問看護ステーションの場合には、急性期の状態を脱し、家で療養できるレベルの方が看護を受けます。基本的には治療する状態ではなく、状態維持や異常の早期発見に務めるのが看護師の役割です。病院に比べて、生活を重視した関りが多くなります。


訪問看護師の一日の流れ

出勤、申し送り、出発準備

前日や夜当番の人から申し送りを受けます。自分の担当利用者さんの情報収集や、必要物品の準備を行います。

日中訪問

一日の訪問数は訪問看護ステーションなどによって違いますが、4~6件のところが多いようです。間に昼食休憩をはさみ、担当利用者さんのもとへ。移動は自転車や原付バイク、車などを使用します。訪問先では、医師の指示のもと処置を行い、利用者さんの全身状態のチェックをし、必要であれば指導を行ったり、医師へ報告をしたりします。訪問入浴に入ることもありますが、担当する利用者さんの重症度や介護度などは訪問看護ステーションごとに大きく違ってきます。

記録、書類整理、退勤

日中の訪問が終わった段階で看護記録を残し、必要な書類などをまとめ、他職種との連絡やりとりなどを行います。記録は訪問看護ステーションの設備にもよりますが、一般的には紙媒体や電子カルテ、アプリなどで行うことが多いです。記録する内容は、利用者さんの状態や行った処置内容、物品のコスト請求などがメインです。


必要となる役割は、訪問看護ステーションごとに取り決めが異なるため、これらのことはあくまで一例です。


訪問看護師に向いている人は?

病院とは違った働き方ができるとして、人気の訪問看護師ですが、どのような人が向いているのでしょうか。病院での治療メインとなる職場よりも、生活に目を向けてひとりひとりと密に関わりたいと考える人には訪問看護はやりがいのある職場だと思います。病院ではナースコールや緊急の入院や処置などによって、なかなか患者さんとしっかり時間を取って関わることが難しいですが、訪問看護では1時間など時間単位が決められているため、比較的ゆっくり利用者さんとの時間を確保できます。


また、病院のように設備が整っている環境とは言えず、自宅にあるもので工夫をすることも多いです。アイディアを出して工夫することが好きな人にとっては、看護の幅が広がり、やりがいにつながるのではないかと思います。


訪問看護ステーションは今後益々需要が高まることが予想されている

訪問看護ステーション数が毎年大幅に増えている背景もあり、訪問看護師は今後も需要が高まることから、興味を持つ人も多いと思います。看護師として本来の看護が発揮しやすい場所でもあるため、訪問看護師を目指す人が増えてくれることを願っています。

介護職新着求人