あん摩マッサージ指圧師とはどんな資格?資格取得方法と仕事内容について

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あん摩マッサージ指圧師とはどんな資格?資格取得方法と仕事内容について

あん摩マッサージ指圧師とは、道具を使わずに手技を用いて身体の不調に対して施術を行う人のことを言います。独立して治療院を構える人が多いイメージのある職種ですが、近年ではスポーツや美容の分野にも活躍の幅が広がってきています。今回は、あん摩マッサージ指圧師の仕事内容や資格取得方法について詳しく見ていきましょう。


あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師とは

あん摩マッサージ指圧師とは、直接体に触れて手や指などで刺激を与えることで患者さんの症状の改善や軽減させる仕事を行う資格者のことを言います。あん摩マッサージ指圧師が行う仕事は「あん摩」「マッサージ」「指圧」の3つです。業務独占資格ですので、資格を持たない人がこの3つの業務を行うことはできません。無資格者がこれらの業務を行った場合、罰則が科せられます。


あん摩マッサージ指圧師と聞くと、視覚障害者のイメージが強い人もいるのではないでしょうか。ところが、近年は晴眼者の資格保持者が増えてきています。2016年時点でのあん摩マッサージ指圧師の資格保持者数をみてみると、視覚障害者が約23%であるのに対し、晴眼者の割合は約77%と高い割合を占めています。現在では視覚障害の有無を問わず、誰もがあん摩マッサージ指圧師の資格を取得することができるのです。


あん摩マッサージ指圧師が活躍する場所としてまず挙げられるのが治療院です。資格取得後に治療院を独立開業する場合が多いでしょう。また、店舗を持たずに患者さんの自宅などに訪問する人もいます。治療院では、あん摩マッサージ指圧のみを行うところより、鍼灸も行う施設の方が多く、その数はおよそ2倍の差があります。


あん摩マッサージ指圧師は他にも、介護施設や病院などでも活躍しています。近年では、スポーツ現場や美容関係、企業に所属して企業で働く人の健康維持に貢献している人も増えてきています。


あん摩マッサージ指圧師の仕事内容とは

あん摩マッサージ指圧師の仕事には、「あん摩」「マッサージ」「指圧」の3種類があります。どれも道具を使わず、手や指を使って施術を行う手技療法です。禁忌症と骨折、脱臼を除けば、医師の指示がなくても治療を行うことができます。それでは3種類の仕事内容について、詳しく見ていきましょう。

あん摩

あん摩は、古代中国で生まれて奈良時代に日本に伝わったとされている手技療法のひとつです。衣服の上から手を使って、体の中心から手足に向けて抑えたりなでたりして施術を行います。筋肉のコリをほぐして血液の循環を良くすることで新陳代謝を活発にする働きがあります。

マッサージ

マッサージはヨーロッパ発祥の手技療法です。オイルやパウダーを使用して、手足の先から身体の中心に向かって皮膚を直接刺激していくことで、血液やリンパの流れをよくしていきます。最近では、むくみに対して医療的なドレナージなどが行われることもあります。

指圧

指圧とは、明治時代の末から大正時代にかけて日本で生まれた手技療法です。指や手のひらを使って一定の場所を押すことで皮膚の働きを活発にし、血液循環を良くしていきます。また、骨格を矯正して神経や内分泌の働きを調整することで、内臓の働きをよくすると言われています。


あん摩マッサージ指圧師の資格を取得するには

あん摩マッサージ指圧師になるためには、厚生労働省が実施する国家資格試験に合格する必要があります。国家資格試験の受験資格を得るためには、専門学校もしくは特別支援学校である盲学校などで3年以上学ばなければなりません。


2019年現在、晴眼者が学ぶことのできる大学・短大・専門学校は全国に約22校と狭き門となっています。視覚障害者が通える大学・短大・専門学校は約17校、特別支援学校は約83校であることから、現在も視覚障害者の活躍が期待されていることが分かります。


国家資格試験は毎年2月に行われており、視覚障害者は全国各地の会場で受験することが可能です。しかし、晴眼者の場合には、宮城県と東京都、愛知県、大阪府、香川県そして鹿児島県の1都1府4県のみとなっています。


あん摩マッサージ指圧師試験の合格率は約80%と高いものの、受験者数は2007年をピークに年々減少しています。この背景には、あん摩マッサージ指圧師の充足率の高さが背景にあります。しかし、国が在宅介護を推進する流れもあることや、美容への意識がたかまっていることもあり、今後活躍の場所がますます広がる可能性もあるでしょう。

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