保育士とはどんな資格?資格取得方法と仕事内容について

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保育士とはどんな資格?資格取得方法と仕事内容について

保育士は、保育所などの施設で就学前までの子どもの保育を行うのが仕事です。保育士がどんな資格なのか、何となくイメージすることができる人は多いでしょう。しかし、実際の仕事内容についてはあまりよくわかっていないという人もいるのではないでしょうか。ここでは、保育士の仕事内容と資格取得方法について解説します。


保育士とは

保育士とは、保育所などの児童施設において就学前までの子どもを預かって保育を行う仕事を行うための国家資格です。以前は保育士の仕事は女性しか従事できず、資格名は保母という名称でした。1985年に、「男女雇用機会均等法」が制定されたことを契機に、1990年ごろから男性保育士が増えてき始め、男性保育士は「保父」と呼ばれるようになります。その後、1999年に男女雇用機会均等法の大幅な改正に伴い児童福祉法が一部改正され、保母および保父の名称が保育士と統一されました。2003年には保育士資格が国家資格となったほか、保育士資格を持たないものが保育士と名乗ってはいけないという名称独占の規定や、守秘義務や信用失墜行為の禁止などの義務が課せられています。

保育士の働く場所といえば保育所を思い浮かべる人も多いでしょう。実は、保育士の活躍の場所は保育所だけでなく、子どもに携わるさまざまな場所で活躍しています。保育士が働くことができる施設は以下の通りです。


・保育所
・児童養護施設
・知的障害児施設
・知的障害児通園施設
・盲ろうあ児施設
・肢体不自由児施設
・重症心身障害児施設
・情緒障害児短期治療施設
・乳児院
・母子生活支援施設
・児童厚生施設
・児童自立支援施設


保育士の仕事内容とは

保育士の仕事内容は、「子どもの保育」と「保護者への支援」の2つに分けることができます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。


子どもの保育

保育士の主な仕事は、保育所などで預かっている子どもの保育です。朝登園してきた子どもたちの健康状態を確認し、受け入れを行います。日中は年齢や発達に合わせた遊びや活動など総合的な関わりを通して、子どもたちの成長を支援していきます。保育士は、子どもたちそれぞれの年齢にふさわしい発達ができるよう、さまざまな遊びや活動を提供します。また、子どもたちが家庭と同じような環境で過ごせるよう配慮しながら、食事や排泄、着替えなどの生活習慣が身に付けられるような働きかけを行っています。

保護者への支援

保護者への支援も保育士の大切な仕事のひとつです。普段から保護者と信頼関係を築きながら、育児の悩みなどがあるときには相談に乗ります。子どもの普段の様子から虐待などが疑われる場合には、関係機関と連携して適切な対処を行います。


保育士の資格を取得するには

保育士の資格を取得するには、養成学校で学ぶ方法と保育士試験を受験し合格する方法があります。それぞれについてみていきましょう。


保育士養成学校で学ぶ

保育士の資格を取得するためには、指定保育士養成施設で所定の課程・科目を履修し卒業しなければなりません。指定保育士養成施設は、平成30年4月現在で全国に約680校あります。そのうち、保育専門課程のある大学は約280校、短大は約230校、専門学校は約160校です。国公立の学校は専門学校も含めて全国に約40校あります。
ほとんどの学校が昼間過程ですが、夜間過程や通信課程を持つ学校もあり、昼夜開講制や昼夜二交代制の学校も存在しています。

保育士試験を受験する

保育士試験は4月と10月の年2回開催されています。保育士試験の受験資格者は、以下の通りです。


・4年制大学卒
・短期大学卒
・学校教育法に基づいた専修学校のうち、2年制以上の専門課程を経て卒業した者
・1991年3月以前に高校を卒業した者
・1996年3月以前に高校の保育科を卒業した者
・高卒者のうち、児童等の保護または援護に従事した期間が2年以上かつ2880時間以上
・中卒者のうち、児童等の保護または援護に従事した期間が5年以上かつ7200時間以上


このうち、実務経験での受験では、受験資格に該当する施設での勤務経験が必要となります。受験資格認定基準に該当する施設・事業で勤務している場合には、受験資格認定(知事認定)が必要となります。勤務先が該当施設かどうかは、保育士試験事務センターのホームページなどで確認することができます。
保育士試験は、筆記試験と実技試験があります。筆記試験では次の8科目が出題されます。


・保育原理
・教育原理及び社会的養護
・児童家庭福祉
・社会福祉
・保育の心理学
・子どもの保健
・子どもの食と栄養
・保育実習理論


幼稚園教諭免許所有者等を除く、筆記試験全科目合格者を対象に実施される実技試験では、保育実習実技が行われます。
保育士試験には、地域限定保育士試験もあります。地域限定保育士試験は2015年から始まった制度です。合格後に地域限定保育士として登録した後3年間はその地域でのみ保育士として勤務します。3年経過後は全国で保育士として働くことができます。平成30年度神奈川県の地域限定保育士試験は全国一斉試験とは別に実施、大阪府では全国一斉試験と同時に地域限定試験を実施しており、県独自で地域限定試験を実施しています。対象地域は国家戦略特別区限定となっていますので、お住いの地域が該当するかは各自治体に問い合わせてください。

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